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2009年4月27日月曜日

アブダクション―仮説と発見の論理

アブダクション―仮説と発見の論理 - 情報考学 Passion For The Future

アインシュタインは「経験をいくら集めても理論は生まれない」と言った。

アブダクションとは、

驚くべき事実Cが観察される
しかしもしHが真であれば、Cは当然の事柄であろう、
よって、Hが真であると考えるべき理由がある。

という推論形式である。

アブダクションでは、そうした「示唆的段階」で生み出したたくさんの仮説(アイデア)の中から、

1 もっともらしさ もっともらしい理にかなった仮説
2 検証可能性 実験的に検証可能な仮説
3 単純性 より単純な仮説
4 経済性 実験に経費、時間、思考、エネルギーが節約できる仮説

という基準でもっとも正しいと思われる仮説を選ぶ熟考的段階に進む。